怖い先輩への仕返し

中学二年のある夜
地元の街で絡んで来た男
恐怖で支配する事に長けていて
皆がその人に会いたがらなかったものだ
私が人生で顔面を思いっきり殴られたのもたったその一人
それからほとんど会う事はなかったけれど
今ツルンデル仲間は皆その先輩の中学の仲間
何の因果か
何の縁か

そんな先輩が光の様に生きて
病気が原因で亡くなった
せめてもの仕返しとして
お焼香して顔見て
皆でその人の話をする
居合わせた9割の男達はぶっ飛ばされてるだろう

だけど
あれだけ沢山の人が別れを告げに来て涙する
本当に”生きる”ってことは不可思議で興味深く
一度きりしかないと悟った夜でした。

砂埃舞う町田シティ昭和と平成の狭間を形成した一人の男に
合掌




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